オールオン4を検討している方の中には、治療後を想像して不安を抱く方も多いです。例えば、「どのようにお手入れをすべきか」などです。天然歯と同様にオールオン4にもお手入れが必要です。
お手入れをすることでオールオン4の人工歯が長持ちしやすくなります。また、同時にお口トラブルも少なくできる可能性があります。
今回はオールオン4のお手入れのポイントをご紹介しますので、治療後の不安を抱えている人はぜひ参考にしてみてください。

まず初めに紹介したいお手入れのポイントは、しっかりと歯を磨くことです。最低限、歯磨きは朝、夜の2回しなければなりません。そのため、1日に1回だけでは不十分です。また、理想は5回と言われています。しかし、回数が多ければ好ましいということではないので注意が必要です。
しっかりと歯を磨くためにはブラッシングの時間も測ります。適切な歯磨きの時間は10分から15 分です。この時間よりも短いと磨き残しが多くなります。また、それ以上歯を磨くと傷つく恐れがあります。
歯を磨くタイミングは食後です。食事をした後は食べカスが歯にくっついている可能性があります。食後にすぐに歯を磨くことで、食べ残しを取り除き細菌の繁殖を防げます。
もし歯磨きをおろそかにすると、インプラント周囲炎が発生する可能性があります。周囲炎になると歯茎が腫れるので、症状がひどい場合、インプラントが抜け落ちる可能性があります。そのため、長持ちさせるためにオールオン4のお手入れには歯磨きは欠かせません。

お手入れをする時、歯間ブラシを使用することもポイントの1つです。歯間ブラシは歯と歯の間に挟まった食べカスや、歯垢を除去できます。歯ブラシだけは届かない汚れもアプローチできるので、口腔環境を衛生的に保ちやすいです。歯間ブラシは市販や歯医者でも購入できる可能性があり、購入をおすすめします。
選ぶ時はサイズに注意します。サイズが大きいと歯間に入らない可能性があります。また、歯間ブラシにはストレートタイプとL字タイプが存在します。オールオン4を検討している人が自分にはどのようなタイプが適しているか考えて選択します。
歯間ブラシの使う頻度は毎日でも可能です。しかし、歯ブラシをした後、毎回歯間ブラシを使用する必要はありません。

歯医者で口腔ケアを受けることもオールオン4のお手入れのポイントです。
セルフケアで完璧なお口のケアは難しいです。毎日ブラッシングをしていても、磨き残しが見つかることもあります。また、オールオン4を使用している方の中にはお仕事で忙しい人もいるため、歯磨きを忘れてしまう人もいます。そのため、衛生的な環境を保つためにも定期的に歯医者で口腔ケアを受けることをおすすめします。
歯医者で口腔ケアを受ければ、歯周炎になっていないかなどお口の健康状態を把握できます。また、歯医者によってレントゲン写真による検査もしてくれるので、より詳細な状態を知ることが可能です。
検査だけでなく、歯石の除去もしてもらえます。天然歯では歯石の除去をする人は多いですが、オールオン4は人工歯なため必要ないと考える人もいます。しかし、人工歯も同様に歯石を放置しておくとインプラント周囲炎の原因にもなります。周囲炎になると歯茎が腫れる、人工歯が抜け落ちるトラブルが発生することもあります。そのため、歯石の除去はオールオン4をお手入れするためのポイントです。

歯医者でブラッシング指導を受けることもポイントの1つです。
オールオン4を検討している人の中には正しい歯の磨き方を知らない人もいます。もし正しく磨けていないと磨き残しが多くなるので、治療後にトラブルを発生させる可能性が高くなります。
歯医者を利用することで歯科衛生士さんが丁寧に磨き方を教えてくれます。また、適している歯ブラシも教えてもらえます。
歯ブラシは種類によって毛先が異なります。種類によって硬かったり、柔らかかったりするものもあります。治療後にトラブルを発生させないためにも、歯医者で指導を受けることをおすすめします。

お口のケアだけでなく、噛み合わせのチェックもオールオン4のお手入れのポイントです。噛み合わせが悪いと、食事がしづらい、不快感を感じるなどのトラブルに発展するケースがあります。
また、噛み合わせが悪いことで身体に与えるダメージも大きいです。身体に与えるダメージの例としては、肩こり、頭痛、腰痛などがあります。
噛み合わせのチェックは、歯医者でしてもらうことができます。そのため、オールオン4のお手入れのためにも、定期的に噛み合わせチェックをすることをおすすめします。また、歯間ブラシなども上手く活用してみてください。